「スノーピーク離れ」という言葉を最近よく見かけませんか?
アウトドアブランドの代名詞とも言えるスノーピークですが、2024年には上場廃止、その前年には純利益99.9%減という衝撃的なニュースが話題になりました。
「やっぱりスノーピークはもうダメなの?」「キャンプブームって終わったの?」と気になっている方も多いと思います。
この記事では、スノーピーク離れと言われる本当の理由を最新データとともに解説しつつ、主婦目線で感じた「お金の使い方を見直すきっかけ」についてもお話しします。
スノーピーク離れと言われる5つの理由
① キャンプブームの終了と需要の急減
コロナ禍で爆発的に広がったキャンプブームは、2022年後半から急速に落ち着きました。スノーピークもその影響を大きく受け、2023年12月期の売上高は前年比16.4%減の約257億円にまで落ち込みました。
「密を避けられるレジャー」として注目されたキャンプですが、行動制限がなくなると旅行や外食に人が流れ、キャンプ場の利用者も減少傾向に。スノーピークだけの問題ではなく、アウトドア業界全体が「ブーム後の調整期」に入ったと言えます。
② 在庫の積み上がりと値崩れ
ブーム期に大量生産した在庫が余り、中古市場でもスノーピーク製品の価格が下落しました。メルカリやヤフオクでは定価の半額以下で出品されるケースも増え、「定価で買うのがもったいない」と感じるユーザーが増えたのです。
特に2022年上半期には、売上高が34.5%増にもかかわらず製品在庫が2.56倍に膨らむという異常な状態になっていました。
③ 上場廃止という衝撃
2024年7月、スノーピークはMBO(経営陣による買収)により上場廃止となりました。外資系ファンドのベインキャピタルと組んだこの決断は、「経営が行き詰まったのでは?」という印象を与え、ブランド離れに拍車をかけた面があります。
ただし、これは必ずしもネガティブな話だけではなく、短期的な株主の目を気にせず長期的な経営改革に取り組むための選択でもありました。
④ 価格の高さへの抵抗感
もともと「高品質・高価格」が特徴のスノーピークですが、ブーム時はそれでも飛ぶように売れていました。しかし熱が冷めると、「テント1張で10万円超え」「チェア1脚で3万円」という価格設定に疑問を感じる層が増えたのは自然な流れです。
特に物価高で家計を見直す家庭が増えている今、「本当にこの価格に見合う価値があるのか?」という目線はさらに厳しくなっています。
⑤ コスパ系ブランドの台頭
WAQ、DOD、BUNDOK(バンドック)など、コスパの良いキャンプブランドが続々と登場しました。「品質は十分だけど価格は半額以下」という選択肢が増えたことで、スノーピークでなくてもいいと考える人が増えています。
Amazonや楽天のキャンプ用品ランキングでも、これらのブランドが上位を占めることが増えてきました。
【2026年最新】実はスノーピークはV字回復している
ここまで読むと「スノーピークはもうダメなのかな」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
2025年12月期の業績見込みでは、純利益が2023年比で約900倍の9億円に達する見通しです。新社長・水口貴文氏のもと、以下のような成長戦略を打ち出しています。
- 2026年に設営が簡単な新型テント「エアフレームシェルター」を発売
- アパレル事業の強化で顧客接点を拡大
- 米シアトルに新店舗を開設、中国では2030年までに120店舗を目指す
- 5年間で売上成長率10%超を目標
つまり「スノーピーク離れ」はキャンプブーム終了による一時的な現象であり、ブランド自体は次のフェーズに移行しつつあるとも言えます。
主婦目線で正直に思うこと
ここからは少し個人的な話になりますが、主婦としてスノーピークのニュースを見ていて感じることがあります。
「いいモノなのはわかる。でも、うちの暮らしに本当に必要?」
キャンプは年に数回。でもテントやタープに何万円もかけるのは、正直なところハードルが高い。特に子育て中や、日々の食費・光熱費をやりくりしている中では、「この予算があったら、毎日の暮らしをもっとラクにするものに使いたい」と思ってしまうのが本音です。
これはスノーピークが悪いという話ではなく、お金の優先順位の話です。
スノーピークの代わりに注目したいコスパ系ブランド3選
「キャンプは好きだけど、もう少しコストを抑えたい」という方に向けて、実際に評判の良いブランドを紹介します。
① WAQ(ワック)
日本発のアウトドアブランドで、スノーピーク同等の品質ながら価格は半額程度。Amazonでも高評価を獲得しており、特にテントやコットが人気です。
② DOD(ディーオーディー)
ユニークなデザインと手頃な価格で人気のブランド。ファミリーキャンプにも使いやすいラインナップが充実しています。「カマボコテント」シリーズは特に有名です。
③ BUNDOK(バンドック)
とにかくコスパ重視ならBUNDOK。ソロキャンプ用品が充実しており、初心者が最初に手を出しやすい価格帯です。
また、スノーピークの中古品もメルカリやヤフオクでかなりお得に買えるようになっています。定価にこだわらないなら、中古で手に入れるのも賢い選択です。
キャンプ用品の意外な活用法|防災・備蓄としても使える
実は、キャンプ用品はそのまま防災グッズとしても活躍します。
カセットコンロ、ランタン、寝袋、ウォータータンクなど、電気・ガス・水道が止まった状況を想定して作られているキャンプ道具は、災害時にもそのまま使えるんです。
南海トラフ地震への備えとして、国は最低1週間分の食料備蓄を推奨しています。自治体の備蓄だけでは全員分をまかなえない可能性があり、各家庭での備えがますます重要になっています。
キャンプ×防災で「兼用」できるアイテム
- カセットコンロ・シングルバーナー:停電時の調理に必須。キャンプでも普段使いできるので無駄がない
- LEDランタン・ヘッドライト:停電時の明かり確保に。ヘッドライトは両手が空くので避難時にも便利
- 寝袋・マット:避難所生活や車中泊での防寒対策に
- ポータブル電源:スマホの充電、照明、小型家電の電源確保に。近年は大容量モデルも手頃に
- ウォータータンク・携帯浄水器:断水時の水確保に。キャンプで使い慣れていれば災害時も安心
「キャンプ用品を見直すついでに、わが家の備蓄も見直してみる」というのは、とても理にかなった考え方です。
普段はキャンプで使い、いざという時は防災グッズになる。この「兼用」の発想なら、防災用品にお金をかけることへの抵抗感もぐっと下がりますよね。
ローリングストックで食料備蓄も始めよう
食料備蓄というと「非常食を押し入れに入れて放置」というイメージがあるかもしれませんが、今は「ローリングストック」という方法が主流です。
日常的に食べるものを少し多めに買い置きし、食べたら買い足す。これなら賞味期限切れの心配もなく、普段の食費の延長で自然と備蓄ができます。
▶ 主婦が本気で選んだ防災備蓄リスト|南海トラフに備える食材・水・日用品【完全版】
▶ キャンプ用品で防災対策!兼用できるアイテム12選|おうちキャンプから備蓄までつながる賢い備え方
主婦が「ブランドより優先すべき」毎日の暮らしアイテム
キャンプギアを見直すのと同じように、「毎日使うモノにこそお金をかけるべき」という考え方も広がっています。
年に数回のキャンプより、365日使うモノの方が満足度が高いのは当然ですよね。
水の手間を減らす → 浄水器
ペットボトルの水を買いに行く・運ぶ・ゴミを管理する…この手間がなくなるだけで生活がかなりラクになります。最近はPFAS(有機フッ素化合物)対応の浄水器も注目されています。
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食器洗いのプチストレスを解消 → 電動ディスペンサー
地味だけど毎日のことだから、小さな改善の積み重ねが大きいです。ワンプッシュで洗剤が出るだけで、濡れた手でボトルを触るストレスがなくなります。
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買い物の負担を減らす → ネットスーパー
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まとめ|スノーピーク離れの本質は「選び方の変化」
スノーピーク離れの背景には、キャンプブームの落ち着き・価格への抵抗感・コスパブランドの台頭といった複数の要因があります。
ただし、スノーピーク自体は2025年以降V字回復しており、ブランドが終わったわけではありません。
大切なのは、「自分の暮らしに本当に必要なモノは何か」を見極めること。
高級ブランドに憧れる気持ちは大事にしつつ、毎日の生活をラクにしてくれるモノから取り入れていく。そしてキャンプ用品を選ぶなら、防災にも使える「兼用アイテム」を意識してみる。
そういう視点で選ぶことが、主婦として一番賢いお金の使い方だと思います。
無理に高価なものを選ぶ必要はありません。まずは、”自分の生活をラクにしてくれるもの”から取り入れてみてくださいね。
